深淵の探索者 発売まであと2週間

【ふらいんぐパンジャンドラム通信】
~2019/1/13号~

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「深淵の探索者」が完成秒読みに入り、なかなか慌ただしいです。でもあと一歩。

 

◆目次◆
A. メルマガを初めて読む方へ
B.深淵の探索者 レアモンスター
C.深淵の探索者 過去最大規模のR18作品に
D.深淵の探索者 テストプレイヤーからの感想

 

 


 A.メルマガを初めて読む方へ


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 B.深淵の探索者 レアモンスター


https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/02/sinnenn_banner-.png

1/26発売のダンジョンRPG「深淵の探索者」
(R18) https://wargame.jp/?page_id=2060

 

B3階層以降には時々レアモンスターが現れます。

見事倒す事ができればレア武具を落としますが、パーティーが壊滅してしまい、帰投を余儀なくされる事も。

 

https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2019/01/mel_sinnenn_yuni.jpg
↑ユニコーン。
強力な連続攻撃が得意な暴れ馬。まともに戦うとかなりの強敵だが、スキル「正義の盾」や「返し一閃」が使えるのなら損害を抑えやすい。

 

https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2019/01/mel_sinnenn_anded.jpg

↑アンデッドオーバーロード
死者を従え、強力な魔法を駆使する。雑魚を倒しても定期的に復活させるので、十分な火力と、ステータス異常の回復手段が必要。全体攻撃魔法が尽きてしまった場合は、「返し一閃」で周辺の雑魚の攻撃を凌ぐのもよい。

 

 

 


 C.深淵の探索者 過去最大規模のR18作品に


https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2019/01/sinnenn_syoukai_bugu.jpg

本作は天音蓮人さんとの合作です。合作自体が初めての試みなので、4ヶ月ぐらいで完成させる小規模作品として作り始めました。

しかしいざ作り出すと、開発期間が3倍ほどに膨れ上がり、長編RPGになってしまいましたw。

 

 

togglというソフトを使って開発時間を記録したのですが、それによると
・天音蓮人さんの作業時間は、約2100時間(うちイラスト作業は約860時間)。
・武藤FPの作業時間は約480時間。

合計で2580時間と、中核メンバーの開発時間は過去最長クラスに……。

 

ゲーム規模も相応に大きく、
・プレイ時間15~30時間
・CG枚数36枚(差分は750枚前後)
・立ち絵4人(差分200強)
・登場する武器や防具が1000種類以上

特に差分込みのCG枚数はずば抜けて多いです。「四国志すぺしゃる」が76枚、「へべれけ!」が約125枚だったのと比べると際立っています。

 

いろいろ大変でしたが、最終的にはゲーム部分もR18要素もじっくり楽しめる作品になったと自負しています。

発売まで今しばらくお待ちを。

 

・・・ところで上の武具図鑑のスクショ、よく見ると怪しい武器が。僕がねじ込んだ装備ですね。

 

 

 

 

 


 D.深淵の探索者 テストプレイヤーからの感想


テストプレイヤーからの感想をかいつまんで紹介します。作品の雰囲気を感じていただければ。

 

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◆mettooruさん
キャラクターはみな個性があってとても楽しかった。

難易度はRPG慣れしているならレベリングは要らない程度だったと思う。

「深淵の探索者」、といったタイトル通り、探索がとても楽しいゲームだった。

ショートカットが要所要所にあるため、ダンジョンはなんだかんだ遊びやすい印象。

ボリュームとやりごたえのあるゲームだった。

層に入ってすぐが一番厳しいという、RPGでは当然の摂理ではありますがそれらの雰囲気から世界樹の迷宮シリーズのような感覚も感じた。

 

 

○武藤FPコメント
新しい階層に入ると苦戦し、強力な武具を手に入れたり、新たなスキルを習得する事で、一気に戦闘が有利になるカタルシスを重視しています。

帰還魔法はあえて実装しませんでしたが、クエストをクリアする事でダンジョンの往来が楽になるようにし、ストレスが貯まらないようにしました。

 

 

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◆CATAIさん
全滅は初見での2回だけで、難易度ヒロイックであれば普通に遊べました。

ファウが属性盛りすぎで笑える。オヴェリアが、優しい棍棒撲殺マシーンになってて恐ろしい。

レア武具は、出ないときは出ない。とはいえそれなりに出てくれるのでレアエンカウントを処刑するモチベになる。

同人エロRPGで、ゲーム部分をここまで丁寧に作り込んでいるものは、滅多にないと思う。

 

 

○武藤FPコメント

パトルの軍事博物館の開発室でお馴染みCATAI。画面共有でリアルタイムに観察しながらテストを進めました。

普通の人は、「サルティマ」というミニマップを表示する魔法を使いながらダンジョンを探索するのですが、CATAIは覚えがよすぎるのか、ほとんど使っていなかったですね……。さすがCATAI……。

ちなみにゲーム終盤で強力な棍棒を拾ったため、主人公が棍棒であらゆる敵を殴り潰していく、暴力ヒロインになっていたw。

どんな武具が手に入るかはプレイヤーによって違うのですが、主人公の最終装備が棍棒というのは、RPG的には超絶レアなのでは?

 

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◆ジャマーさん
あえて明かりをつけないで探索することで経験値ブーストが入ったり、カジノや 5F 玄室 (エレベーター付近) など稼ぎ場が用意されていたりして、やり込める要素が多いと感じました。

いつもの武藤 FP 閣下の作品と違ってぶっ飛んだところは無かったですが、通常ストーリーと 18 禁イベントの間のつながりが違和感なくスムーズにつながっているところは良い点だと感じました。

ダンジョンは今までプレイした RPG の中で一番複雑だと思います。広さは特に問題ないと思いますが、どちらかというとテレポーター、ワープまわりで苦戦させられました。

 

 

○武藤FPコメント

稼ぐのが好きな人向けに、稼ぎ場を意図的に用意しています。

今回は天音蓮人さんが通常シナリオもR18テキストも執筆しています。天音さんもR18テキストの執筆経験はそこまで多くないのですが、本作の製作を通じてメキメキ上達しました。

僕が作るとどうしても、通常シナリオとR18シーンが分離してしまうのですが、今回は天音蓮人さんのおかげで統一感をもたせられました。

 

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◆天音蓮人さん
戦闘は、軽快に敵を殴れるテンポが良い。

オヴェリアは生粋のサークルの姫。自分はファウとレーシェが好きです。

BGMが良い!自分で作曲したわけでないから自信を持って言えるw

難易度スタンダードだと、ちょっとぬるめかもしれないけれど、レアモンスターだけは気合を入れないと危ない。弱点属性やステータス異常をうまく使いこなすことで形勢がかなり変わる。

地下4階と地下3階の連携が複雑でクエスト消化しながらだと、ここでかなりの時間を食う。(がそれも割と楽しかった)

良い防具が全然出ない!(確率は武器と同じなのに・・リアルラックか・・・)

 

○武藤FPコメント

本作のメイン製作者にも、自己テストのアンケートを書いてもらいました。

自分でテストしていても戦闘やアイテム集めが楽しめると言っていました。

体感難易度は、製作者なので一般プレイヤーより簡単に感じるはずです。あまりあてにならないと思いますw。

 

 

 

 


◆本日の毎日ジョーク診断
オヴェリアの今日の妄想は、奈落でワーキングプアの妹を、焼き討ちする。
http://joke777.com/mousou/

2019年 明けましておめでとうございます!

2019年 明けましておめでとうございます!

【ふらいんぐパンジャンドラム通信】
~2019/1/6号~

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明けましておめでとうございます!

今年もどんどんゲームを作っていくのでよろしくおねがいします!

 

◆目次◆
A. メルマガを初めて読む方へ
B.深淵の探索者 間もなく完成
C.深淵の探索者 防御スキル紹介
D.覇県を握れ AIの秘密3

 

 


 A.メルマガを初めて読む方へ


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 B.深淵の探索者 間もなく完成


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R18ダンジョンRPG「深淵の探索者」
公式ページ(R18) https://wargame.jp/?page_id=2060

 

発売日は1/26に決定しました!

価格は税込み2916円ですが初動セールにより2041円になる予定です。

 

 


 C.深淵の探索者 防御スキル紹介


https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2019/01/mel_sinnenn_kabau.jpg

主人公のオヴェリア達は、初期レベルでは大したスキル、というより基本的な攻撃魔法すら使えませんが、レベルが上がることで多様なスキルを覚えていきます。

剣技や槍技、攻撃や補助魔法、鍵開けや罠解除、明かり魔法etc。

意外に重要なのは防御系のスキルです。

 

オヴェリアの「正義の盾」は、攻撃を引き付けつつ、パーティー全体が受けるダメージを大きく減らします。雛菊の「返し一閃」は、攻撃を引き付け、物理攻撃を無効化しながら反撃します。

使いこなせば、強敵相手にも安定して戦えるはずです。

 

この手の反撃やかばうスキル、意外にも僕の過去作品にはなかった気がします。

 

 

パトロンの方向けに、他の特殊なスキルをいくつか紹介してみました。

Ci-en
https://ci-en.jp/creator/453/article/37595

Enty
https://enty.jp/posts/101040?ref=newest_post_pc

 

 


 D.覇県を握れ AIの秘密3


47都道府県で戦うSLG「覇県を握れ」。

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https://wargame.jp/?page_id=2131

覇権を握れのAIを作る時に目指したのは、「バカではない、ズルしているようには見えない、だが完璧な行動は取らない。」です。

 

■完璧な行動は取らない

本作のAIは人間と同じように内政と外交を行いますが、一部の行動はあえて封印しています。例えば……

・本来はどのイデオロギーを選んでも合併できるはずだが、AIは平和イデオロギー以外ではプレイヤーを合併してくることはない。
・AIはプレイヤーの退場と時間切れ以外では勝利条件を達成することができない。
・AIは一部を除いて知事の才能が使えない
・AIは覇権イデオロギーでも中立や敵視の相手に対して、空襲や海戦をしてこない。
・AIは海戦や空戦、収入が入る時のタイミングがプレイヤーより不利に設定されている。

どうしてこんな事をしているかというと、基本的にプレイヤーより圧倒的に初期能力が優れた県が多くいるからです。そこで制限なしにすべてのシステムを使いこなされると、プレイヤーが勝ちようがなくなるためです。

本作のコンセプトは「都道府県のパラメーターを統計データから再現しつつも、どの都道府県でもクリアできる」です。なのでこんな感じにしています。

 

 

 


◆本日の毎日ジョーク診断
オヴェリアの今日の妄想は、ローマ帝国で無邪気な教頭先生に、確定申告の仕方を聞く。
http://joke777.com/mousou/

パトルの軍事博物館3を作るべきか

【ふらいんぐパンジャンドラム通信】
~2018/12/15号~

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◆目次◆
A. メルマガを初めて読む方へ
B.次回作はどうするか
D.覇県を握れ AIの秘密
D.吊るし柿
E.覇県を握れ Ver1.1に
F.パトル2MOD

 

 


 A.メルマガを初めて読む方へ


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 B.次回作はどうするか


「覇県を握れ」は一段落。「深淵の探索者」も完成が近づいている。

そろそろ次は何を作るか決めないといけません。

 

候補の1つは「パトルの軍事博物館3」なのですが、以前のメルマガに書いたとおり、そう簡単に作れる状態ではありません。

 

「パトルの軍事博物館2」はパトル1のデータを流用することで、過去最大のボリュームと、それを支えるだけのシステムを実現しています。しかし制作ツールが変わったことで昔のデータが使えません。ゲームシステムはもちろん、マップ、キャラのドット絵etc……。仮にデータが流用できたとしても、パトル2以上の規模は僕の手にあまります。

そのため、パトル2を超えるどころかパトル2並みの品質と規模を両立するのは不可能です。

またパトルシリーズの定番、共産主義ジョークもネタ切れ気味などいろいろ問題が。

 

そのためパトル3は抜本的に方針を変えなければ制作不可能です。制作の参考にしたいのでアンケートに協力お願いします。

https://goo.gl/forms/xM1ftM1BkmvDwPfw1

 


 C.覇県を握れ AIの秘密


47都道府県で戦うSLG「覇県を握れ」。

数回に分けてAI周りの設計思想について書きます。

 

覇権を握れのAIを作る時に目指したのは、「バカではない、ズルしているようには見えない、だが完璧な行動は取らない。」です。

 

■バカではない

都道府県を運営するためのルールをAIにちゃんと理解させて、実行させなければなりません。

資金が減ったら地方債を発行する、資金が余ったら税率を下げる、戦争になりそうな勢力が隣りにいたらエリアに戦力を配置する、首都エリアが脅かされていたら防衛する……などなど。

これができないと、ゲーム開始直後に財政破綻で滅亡してしまったり、日本を統一するぐらい巨大化した後に弱小勢力に一発首都を殴られただけで滅亡するなど、ゲームの舞台が整いません。

もっと言うと、プレイヤーと同盟を結んでいるのに、その事を理解せずにプレイヤー県に侵攻を開始してしまったりしたら、ゲームが破綻してしまいます。

ゲームルールをAIに理解させる事で、はじめてゲームとして成立し、また張り合いがある競争相手になります。

 

でもこれがまた難しい・・・。

「資金が減ったら地方債を発行」とはいうものの、資金が減るというのは計算式上ではどういう状態を意味するのか?


「戦争になりそうな勢力が隣りにいる」とは数値上どういう状態なのか。また戦力を防衛用に配置するとして、どこからどれぐらいの戦力を引き抜くのか?

外交をするとして、47都道府県のうち、何を基準にしてどこに優先して外交官を送るのか?

 

こういうのを、大量の計算式と条件分岐を繰り返し実行させて、行わせます。

たとえば、地方債の発行判定だと、

地方債と税制による増加分を除いた基礎収支が、食料と燃料代を上回っているかを判定し……。
上回っている場合は、余力があるので地方債をへらす。ただし無発行の場合は何もしない。
下回っている場合は、現状の財政収支を元に放置すると資金が尽きるのか、当面は大丈夫なのかを判定し、何もしないか、地方債を引き上げるか分岐させる・・・

みたいな感じです(実際はもっと複雑)。

 

ただ地方債の判定AIがうまく機能していても、他のシステムとの兼ね合いがあります。例えば地方債を発行する事により収入に余裕ができたため、戦闘機をばりばり買って財政破綻してしまったり……。

地方債の発行により収支が改善する事で、財政状況がよくなったと判断し、税率を極限まで下げて、タックスヘイブン&借金全開という謎政策を始めてしまったり……。

 

トライアンドエラーを繰り返しつつ、ちょうどいい塩梅になるように条件式を調整していくのです。

 

 


 D.吊るし柿


https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/12/mel_hosigaki.jpg

ある日祖母がこう言いました。

「吊るし柿が食べたい」。

 

僕はそれを聞いて、ふるさと納税で渋柿を13kg注文しました。

 

すると届いた渋柿を見て祖母は言いました。

「違う! ほしいのは吊るし終わった干し柿だ!」。

 

かくして部屋に13kgの食べれない柿が鎮座する事に。

 

さすがに捨てるのはもったいないので干し柿を作る事にしたのですが、なにぶん経験がない分野。半日潰しながらなんとか吊るしました。

そもそも料理とかしない人間なので、包丁とピーラーで皮を剥くだけで一苦労。何度も指が飛びそうな包丁の動作をしたので、軍手をつけて、刃が手にあたっても気にしないスタイルで無理やり剥きましたw。

ヘタ以外をむいたら皮を向いたら、紐でくくるわけですが、結び方や1本の紐に何個ぐらい結ぶかで大苦戦。

またどこに吊るすか検討するために、室内や庭をあちこち冒険して試行錯誤。

 

吊るす場所が決まったら、熱湯に10秒ぐらいくぐらせる。カビがはえにくくするためです。

 

そして3Fの倉庫部屋に、物干し竿を設置し、転倒しないよう重量バランスに気をつけながら紐を引っ掛けていく。

パトルの軍事博物館をやった事がある人なら、「開発室のCATAIがいる部屋」と言えば場所が分かるかもしれません。

 

そしてエアコンの送風と、扇風機(最初の3日のみ)をつけっぱなしにして乾燥開始!

5日目にビニール袋ごしに柿をもんでいく。そうすることで均等に渋が抜けます。

8日目にもう一度揉む。

そして10日目にかじってみたら、中はジュクジュクなものの、見事に甘くなっていました。

 

朝ごはんなどに、少しずつ食べていくつもりです。

 

干し柿を作る事なんてめったにないと思いますが、気になる事があれば答えますw。

 

 


 E.覇県を握れ Ver1.1に


12/10に覇県を握れをVer1.1に更新しました。

主な変更点としては……

・敵エリアに空軍や海軍を配置したうえで、関係が改善すると外せなくなるバグを修正。
・造船所の漏れを修正(新潟造船などが抜けていた)。
・タイトル画面に様々な項目を追加
・誤字修正

お手数ですがプレイ中の方は、更新を宜しくおねがいします。

 

 


 F.パトル2MOD


(メルマガ読者むけの内容)

 


◆本日の毎日ジョーク診断

パトルの今日の妄想は、秋葉原でトラブルメーカーのミスジコウガイビルとともに、バイトを探す。

http://joke777.com/mousou/

EntyからCi-enに移行していきます

【ふらいんぐパンジャンドラム通信】

~2018/12/8号~

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◆目次◆
A. メルマガを初めて読む方へ
B.冬のセール
C.おのれavastめ!
D.EntyからCi-enに移行していきます

 

 


 A.メルマガを初めて読む方へ


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 B.冬のセール


DLsiteで冬のセールが始まりました。ふらいんぐパンジャンドラムもセールに参加しています。

今回の目玉作品は「WWII英雄列伝 泥の中の虎 オットー・カリウス」です。

https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2016/03/carius_title_s4.png

https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ122927.html
1,944→388円と8割引!

実在の戦車エース、「オットー・カリウス」を主人公にした伝記的な戦術SLGです。
メイン製作者はsaizwongさんで、僕(武藤FP)はシステム担当です。
ふらいんぐパンジャンドラムの中でも、最も硬派な作品で、手に汗握る戦いが楽しめます。その性質上あまり一般受けはしないのですが、熱烈なファンもいる作品です。

他の作品も3割程度安くなっているので探してみるのもいいでしょう。

 


 C.おのれavastめ!


現在製作中のR18ダンジョンRPG「深淵の探索者」
(R18) https://wargame.jp/?page_id=2060

 

製作中にちょっと面倒な事件がありました。

敵モンスターや武器パラメーターの設定中に、突然RPGツクールMVがクラッシュして、作業データが失われてしまったのです。しかも一度だけでなく何回か発生しました。

いろいろ調査した結果、ウイルスセキュリティソフトのavastが原因だと分かりました。

 

ツクールMVのexeファイルが、よりによって作業中にavastによって削除。そしてファイルの欠落を埋めるためにSteamからexeファイルが自動でダウンロードされるものの、再び頃合いを見てavastが消し去る……。

なんてことをしてくれるんだ!
ツクールMV製のゲームが誤検知されるというのはしばしば聞きますが、製作エディタまで削除してくるとは……。

除外設定で問題は解決されましたが、やり直し作業が発生する羽目に……。

 

 

さて制作状況ですが、エンディングまで仮貫通して、今はクエストややりこみ要素を追加中。

https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/12/mel_sinnenn_pix2.png

https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/12/mel_sinnenn_pix1.png

ピクセル鉱山というなんだかレトロな場所で、強力な武器を作るための素材が集められたり。

 

 

他にもクラスチェンジイベントとかいろいろ作っています。

そのあたりはパトロン向けのページに載せました。

 

 


 D.EntyからCi-enに移行していきます


現在はEntyとCi-enの2つのパトロンサイトを使っていますが、今後はDLsite系のCi-enに絞ります。

Ci-enはりユーザー層との相性がいいのか、感想や反応がもらえたりして嬉しいのです。また度重なるバージョンアップにより、機能面でもEntyを凌駕していると言えます。

複数のパトロンサイトを運用すると、システムの違いから不平等が出るのにくわえて、ゲーム制作の時間が削られるので1つに絞って運用していきたいと思います。

 

Entyは深淵の探索者がリリースされる来年の1月か2月あたりをめどに更新を停止する予定です。

 一方でCi-enの方はEntyより高頻度で更新していきます。メルマガには直接載せにくい、R18イラストとかの製作経過とかも、Ci-enだと気軽に載せられるためです。

Entyで支援されているパトロンの方は、大変お手数ですが、Ci-enへの移行を検討していただけると助かります。

 


◆本日の毎日ジョーク診断
パトルの今日の妄想は、大航海時代に蛆が沸いている慢心エデルガルトと、真の意味で理解し合う。
http://joke777.com/mousou/

まさかの快挙

【ふらいんぐパンジャンドラム通信】
~2018/12/1号~

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2年にわたった都道府県戦略SLGシリーズの開発も一段落です。今日のメルマガでは、開発の経緯やシリーズ作品について紹介しようと思います。

 

◆目次◆
A. メルマガを初めて読む方へ
B.覇県を握れ まさかの快挙
C.覇県を握れ 開発の経緯
D.パトル2 MOD更新

 

 


 A.メルマガを初めて読む方へ


このメルマガでは、主にゲーム製作について、できるだけ面白く書いていきます。初めて読む人は先にこちらのページを見ておくとメルマガをより楽しめます。

・製作中のゲーム一覧
https://wargame.jp/jwd/?page_id=176

 

 


 B.覇県を握れ まさかの快挙


https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/06/hakenn_top.jpg

47都道府県で戦うSLG「覇県を握れ」。
予想していなかった快挙をあげました!

https://twitter.com/MutoFP/status/1067712830734909440
なんとSteam日本ランキングでランク入り。名だたる商業大作と一緒に並んでいるのは恐れ多い……。

ランキング入りした時点でSteamでの売上本数は230本ぐらいでした。僕の全年齢作品の初動としては過去最高ですが、Steam上では弱小レベルだと推定していたので意外です。

 Steamでの本数が伸びたのは、ネットメディアとTwitterで話題になった事が大きいように思います。ゲームとはさほど関係ない「ねとらぼ」などの有名メディアが取り上げてくれました。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1811/26/news095.html

またDLsiteでも全年齢版のランキング入りを果たしました。
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ237627.html


何はともあれ、ありがたい事です……。
Twitterとかの感想を見ると、結構な人が楽しんでくれているようで……。

 

 


 C.覇県を握れ 開発の経緯


本格的な戦略SLGを作りたかったというのが、「覇県を握れ」の製作動機になります。

そして思いついたのが、現代の都道府県で戦い、実際の統計データを反映させるいうもの。

しかし簡単に作れるわけがなく、ものすごく苦戦しました。

 

■企画開始 2016年夏

「覇県を握れ」は2016年の夏から作り始めたのですが、システムがまとまらず頓挫してしまったのです。

システムA案とシステムB案を作るとして、その相性はどうだろう?
システムA案とシステムB案よりも、システムA案とシステムBα案の組み合わせのほうがいいだろうか?
いやシステムA案は実装できるか分からないので、システムAα案と、システムB案の整合性は?
いやシステムB案も実装できるか技術的に不明なので、代替としてシステムD案とE案とF案。そしてそれとC案やAαとの相性は・・・。

みたいな感じで無尽蔵にシステム案の組み合わせが増えていった感じです……。

勢力ごとにあまりに強さが異なるので、一般的な戦略SLGのシステムだとゲームとして成立させるのが困難で……。

 

■四国志大戦 2016年秋~冬

https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2017/04/title4.jpg

このままでは埒が明かないと思い、システムと規模を絞って作ったのが「四国志大戦 ~県知事の野望~」です。
https://wargame.jp/?page_id=254

なぜ四国だったかと言うと……
・勢力数が4つと手頃。
・四国四県は国力に極端な差がなく、外交無しのバトルロイヤル形式でも成立する。
・航空自衛隊や海上自衛隊を考慮しなくていい。

というのが大きかったです。

四国志対戦はフリーゲームのコンテストで入賞もし、自信を深める事ができました。

 

■四国志すぺしゃる/四国志でらっくす 2017年~2018年

https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2017/12/top9.jpg

凝り性なので、四国志大戦を作ったらもっと踏み込んだ作品を作ってみたくなりました。

そこで作ったのが、「四国志すぺしゃる ~酒池肉うどん戦記~」です。
(R18) https://wargame.jp/?page_id=259

四国志大戦よりもエリア数を増やしたりしたので、それに合わせてシステム面も改良しています。また統計データのとり方やエリアの区分け方法も変えました。ここで試した事が、覇県を握れでも役に立ちました。

例によって凝り性なので、R18要素を取っ払ってもっと四国ネタに踏み込んだ作品を作りたくなってしまい、作ったのが「四国志でらっくす ~酒池肉うどん戦記~」ですw。
https://wargame.jp/?page_id=1913

 

 

■県民性格診断&都道府県適性診断 2018年上旬

https://seikaku7.com/todouhukenn/img/1.jpg

「覇県を握れ」を作るにあたって、地理や県民性の本を買い込んだり、統計データを収集していました。

それを元に性格診断セブン用に作ったのが

県民性格診断
https://seikaku7.com/kennminnsei/

都道府県適性診断
https://seikaku7.com/todouhukenn/

特に「都道府県適性診断」の方は自衛隊の量だとか、工業地帯に関する記述があって、もろに覇県を握れと基礎データを共有しています。

この2つの診断は、「覇県を握れ」の都道府県解説文に流用するつもりでしたが、書式の違いや文章量のばらつき、全ての県の解説が揃わなかったため、実現できませんでした。

しかし各県のメッセージを書く時に、この診断の製作を通じて調べた事も役に立ちました。

■覇県を握れ 2017年冬~2018年秋

https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/02/hakennwonigire_banner.png

そして様々な難題を乗り越え、完成は2018年11月。

企画開始から2年以上と、過去最高に長期化しましたが、夢だった本格的な戦略SLGの完成です!

幸いにしてバグとかもあまりないようなので、一息つけそうです。

 今は様子を見つつ、プログラミングの勉強とかしています。さて、次は何をしようかな?

 


 D.パトル2 MOD更新


パトルの軍事博物館2~地震兵器の恐怖~
https://wargame.jp/?page_id=139
某Sさんが作っているMODが更新されました。
MODはパトル2の二周目以降を遊ぶ人や、一度クリアして久々にパトル2を遊ぶ人に特にお勧めです。
パトル2本体を購入している人であれば無料で使えるので、興味があれば秘密のページからダウンロードしてみてください。
https://wargame.jp/?page_id=174
アクセスパスワード:jwd

 


◆本日の毎日ジョーク診断
パトルの今日の妄想は、アフガニスタンでペドのハーピーとともに、下着ドロボウの計画を企てた。
http://joke777.com/mousou/

「覇県を握れ ~47都道府県大戦~」 発売

【ふらいんぐパンジャンドラム通信】
~2018/11/23号~

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◆目次◆
A. メルマガを初めて読む方へ
B.覇県を握れ ~47都道府県大戦~ 発売
C.2912円OFF「四国志でらっくす」とのセット販売について

 

 


 A.メルマガを初めて読む方へ


このメルマガでは、主にゲーム製作について、できるだけ面白く書いていきます。初めて読む人は先にこちらのページを見ておくとメルマガをより楽しめます。

・製作中のゲーム一覧
https://wargame.jp/jwd/?page_id=176

 

 


 B.覇県を握れ ~47都道府県大戦~ 発売


https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/06/hakenn_top.jpg

47都道府県で戦うSLG「覇県を握れ」。本日発売しました!
https://wargame.jp/?page_id=2131

 
Ci-enおよびEntyから支援していただいているパトロンの方はゲームの配布や特典があるので、各種パトロンサイトの確認をお願いします。

 

開発にあたっては、

ドット絵を提供していただいた、奈託さん、siba.さん。
曲を作っていただいた、ぽれゆきさんに、たけさん。
ロゴを作っていただいた、栗下義孝さん。
PVを作っていただいた、吉良さん。

多くのバグを見つけたり、バランス調整に協力してくれた

OOM-7さん
tokuさん
ddayanamiさん
Cleverand(クリーヴランドさん
Gordian Knot さん
tttt789さん
Limさん
交響楽さん
ユキさん
ハイペリオンさん
名捨てさん
チャック・サンイーヌさん
CATAIさん

個性あふれる都道府県テキストを投稿してくれた

ふくさんさん
なはのさん

ddayanamiさん

gaiさん
cv255さん
空飛ぶダンゴムシさん
ST-01(ストーリー)さん
ナグさん
手羽先さん
つくね焼きそばさん
飛騨の犬さん
筒安さん
setoさん
赤城さん
gaogaoさん
パソコンショップC〇ACHさん
奈託さん
チャック・サンイーヌさん
雲伯さんさん
飛騨県民さん
れっどぎゃらくし~さん
ぎんちーさん
椎名ぴらりんさん
杉田川さん
シルバさん
バッハ信徒さん
歌峰由子さん
霧雨店長さん

資金面で特に援助していただいた
asdeさん
dodoroさん
ころっくすさん
Shinoさん
風生 いずみさん
冴城つづらさん
匿名さん(ハンドルネームは載せない希望の方)

にも深く感謝いたします!

 

 


 C.2912円OFF「四国志でらっくす」とのセット販売について


https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/05/yonndeTop.png

四国志シリーズの最終形態、「四国志でらっくす ~酒池肉うどん戦記~」。
四国をテーマにした、飯テロ観光戦略SLG(全年齢)です。
https://wargame.jp/?page_id=1913

12/7まで限定で、BOOTHにて覇県を握れとセット販売しています。

定価では覇県を握れ4320円、四国志でらっくす2592円、合計6912円。

それが2本で4000円と、2912円引きになります。

 

「四国志でらっくす」も遊びたかったけれど、機会がなかったという方はセット購入がお薦めです。
BOOTHのストアページ https://jwd.booth.pm/items/1102234

 

 

 


◆本日の毎日ジョーク診断
県太郎の今日の妄想は、長崎で地方公務員の知人の、偶像を崇拝する。
http://joke777.com/mousou/

覇県を握れ 来週公開

【ふらいんぐパンジャンドラム通信】

~2018/11/17号~

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「覇県を握れ」の公開まで、あと6日です!

 

 

◆目次◆
A. メルマガを初めて読む方へ
B.発売直前のお知らせ
C.覇県を握れ テストプレイヤーからの感想

 


 A.メルマガを初めて読む方へ


このメルマガでは、主にゲーム製作について、できるだけ面白く書いていきます。初めて読む人は先にこちらのページを見ておくとメルマガをより楽しめます。

・製作中のゲーム一覧
https://wargame.jp/jwd/?page_id=176

 

 


 B.発売直前のお知らせ


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47都道府県で戦うSLG「覇県を握れ ~47都道府県大戦~」。
https://wargame.jp/?page_id=2131

いよいよ来週金曜日の発売です。というわけで恒例の発売直前の連絡事項を。

◆どの販売サイトで出す?
11/23にDLsite、Steam、BOOTHの同時発売になります。11/30にはDMM GAMESでもリリース予定です。

 

割引は?
発売開始直後に3割引をします。元の価格が4000円ぐらいなので、割引後おおよそ3000円になります。セール期間は各販売サイトのシステムの関係でバラバラなのですが、1~2週間程度です。

 

◆発売初日に買ったほうがいい?
ランキングとは無縁だと思うので、好きな時に買っていただければ・・・。

 

◆どのサイトで買うと作者への還元率が高い?
作品公式ページから「DLsite」か「DMM」へのリンクを踏んだ上で買う。または販売手数料が極端に低い、「BOOTH」での購入がありがたいです。

作品公式ページから販売サイトへのリンクを踏んだ上で買ってもらえると手取りが増えるのですが、そこそこの金額にります。「四国志すぺしゃる」を出した昨年12月だと、5万円近くありました。イラストが2枚ぐらい追加で依頼できる金額ですね。

でも使い慣れたサイトで買ったほうが快適だと思うので、Steamでも全く問題はないです。

 

またゲーム内容とかに関しても質問があれば、気軽にお問い合わせください。

 

 


 C.覇県を握れ テストプレイヤーからの感想


https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/06/hakenn_top.jpg

テストプレイヤーからの感想を紹介します。

基本的にはアンケート原文のままですが、メールアドレス等は削除しています。またテスト中に何度もバランスやシステムを改良しており、製品版はアンケートと異なる部分もあるのでご了承ください。

 

tokuさん(SLG熟練プレイヤー)
https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/11/mel_hakenn_toku.txt


チャック・サンイーヌさん(SLG初級者)
https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/11/mel_hakenn_sanninu.txt


Limさん(SLG熟練プレイヤー)
新潟県レポート
https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/11/mel_hakenn_limniigata.txt
福岡県レポート
https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/11/mel_hakenn_limhukuoka.txt


交響楽さん(SLG中級者)
https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/11/mel_hakenn_koukyou.txt

 

 


◆本日の毎日ジョーク診断
県太郎の今日の妄想は、イースター島で記憶力抜群のゴミ箱とともに、アカ狩り。
http://joke777.com/mousou/

覇県を握れ 体験版更新

覇県を握れ 体験版更新

【ふらいんぐパンジャンドラム通信】
~2018/11/10号~

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「覇県を握れ」の公開まで、あと二週間です!

 

◆目次◆
A. メルマガを初めて読む方へ
B.深淵の探索者 ゲーム後半イベント製作中
C.覇県を握れ ゲームテンポ
D.覇県を握れ 体験版更新

 

 


 A.メルマガを初めて読む方へ


このメルマガでは、主にゲーム製作について、できるだけ面白く書いていきます。初めて読む人は先にこちらのページを見ておくとメルマガをより楽しめます。

・製作中のゲーム一覧
https://wargame.jp/jwd/?page_id=176

 

 


 B.深淵の探索者 ゲーム後半イベント製作中


R18ダンジョンRPG「深淵の探索者」も製作終盤に入っています。

 

↓ダンジョン下層にある街。
https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/11/mel_sinnenn_muhou.png

 

↓浅い回想でも追加のイベントを製作中
https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/11/mel_sinnenn_heka.png

 

クライマックスからエンディングの流れもおおよそ決まり、あとはとにかく作るだけです。

今月中に一通りイベントや戦闘を作り、12月中にテストや調整をし、1月中旬に公開……という流れを目指します!

 

 


 C.覇県を握れ ゲームテンポ


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47都道府県で戦うSLG「覇県を握れ」。
https://wargame.jp/?page_id=2131

今日はゲームテンポの改善に関して書いていきます。

 

「四国志大戦」および、「四国志すぺしゃる」で感じた事なのですが、エリアが増えるほどゲームテンポを改善したり、操作量を減らしてやらないと、しんどくなっていきます。

市販の戦略SLGでも、ゲーム後半になるほどユニット数や領域が膨れ上がり、1ターンがどんどん長くなるという作品は多いです。そういうゲームデザインでも、数回程度遊ぶ分には、楽しい事が多いのですが、製作者側としてもテストがものすごく大変なんです。

覇県を握れは、複数回プレイに耐えられるような内容にしているので、仮に1プレイが10時間以上かかるとしたら、何十回何百回とテストする僕にとっては、地獄でしかないという。

プレイヤーとしても、何度も遊んでいるとボリュームが負担になってきて、気軽に遊べなくなってきます。そのため、本作は操作量やゲームテンポにかなり気を使って作っています。たとえば次のような工夫をしています。

・そもそもエリア数を抑える

四国志系列とは違い、思い切って1県1エリア制にしています。多すぎる領域の管理によって、ゲームテンポが悪くなるのを防ぐという意味合いに加え、ゲームの動作を軽くする、統計データを反映しやすくするという狙いもあります。

都道府県単位の統計データは沢山あるのですが、これが市町村単位になるとかなり調査が難しくなるのです。またエリア数が多いほどAIの思考時に負担がかかってしまいます。

・クイック戦闘

ゲームテンポの問題は、四国志大戦から四国志すぺしゃるの段階でも意識しており、すぺしゃるの段階で実装した陸戦クイック戦闘を引き継いでいます。敵が弱い時などは、戦闘をカットして結果だけ見ることができます。圧倒的に強くなった後の、マップの塗りつぶしにとても便利!

 

・兵器製造の集中管制

四国志対戦では兵器は各エリアごとに生産内容を指定し、そのエリアに自動配備されていました。四国志すぺしゃるになってエリア数が増えると、生産エリアから前線に兵器を移動させるのが面倒になってきたので、兵器は各エリアで作り、完成したものはエリアではなく県に属するようになりました。

覇県を握れではさらに簡素化して、エリアごとに生産内容を指定するのではなく、県全体で一括して指定するようになりました。

エリアごとに生産内容を指定したほうが、工業力の差が出て面白くはあるのですが、操作量の削減を優先した形です。 また本作ではずっと1エリアだけでプレイする事もあるので、四国志シリーズのようなやり方だと、複数の兵種を同時に作れないという問題もあったのです。

 

・食料と燃料の自動輸入

四国志シリーズでは手動で食料と燃料を買っていましたが、今作ではターン終了時に自動で輸入にしました。操作量も減りましたが、それ以上に買い忘れて損失を被る事がなくなりました。

 

・全部占領しなくても勝利になる

財政再建、首都に人口を集める等、日本全土を占領しなくても、勝利条件を満たせるようにしています。これはゲーム後半に消化試合になってテンポが悪くなるのを防ぐのに加えて、弱小県でも勝利条件を満たしやすくするという狙いがあります。


・・・。

ただ闇雲に操作量を削減すればいいかというと、そうでもないです。ゲームテンポを良くしすぎると、今度は操作に対する手応えが薄くなるという問題があったりします。

当初は地域振興も強化するパラメーターを指定したら、あとは毎ターン自動で行ってくれるようにしていたのですが、イマイチ成長しているという実感に乏しくなってしまったので、四国志シリーズと同じ形式に戻したりもしました。

 


 D.覇県を握れ 体験版更新


 

DLsiteで公開している体験版を更新しました。ゲームバランス、UI、バグ対策、説明書などあれこれ弄っています。プレイ中の方はお手数ですが更新お願いします。
http://www.dlsite.com/home/announce/=/product_id/RJ237627.html

 

https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/11/mel_hakenn_tiikisinnkou.jpg

https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/11/mel_hakenn_nannido.jpg

◆主な変更点(興味がある方のみ御覧ください)

マニュアルで準初心者向けの県の攻略を追加。その他説明の改良。
プレイヤーを合併直後にAIがイデオロギーを選択する事はなくした
ターン間の報告画面で、海上封鎖による輸入コストの増加率を具体的に表示
魅力による一度の流出人口を5%から3%に変更した。
覇県コマンドのボタン表記を改良
AIが税制を軽くする条件を厳しくして、巨大化したあとに財政破綻しにくくした
食糧不足でも首都エリアの支配権はいきなり失わないようにした
AIのクーデーター実行確率を下げた
共存共栄でイデオロギー同調に小数点が出るバグの対策
海軍解散時に小数点が出る事があるバグの修正
AIは財政が苦しい時は経済効率以外に、低確率で魅力も地域振興であげようとするようになった
反乱軍に対する影響力や相性は表示しない事にした。
セーブ時の効果音を変更
陸軍や海軍の生産で兵力上限をはみ出すのを防止
都道府県選択画面で難易度が選べるようになった
合併されたら時に、イデオロギー画面を開くと複数のイデオロギーを同時に採用しているように見えてしまうバグを修正。
兵器生産時に人口の増減に対応できていなかったバグの修正。
勢力図画面の改良
統一勝利の条件を満たした状態で投了するとエラーが起きるバグを修正。
イデオロギーが採用できる時や、勝利条件を採用できる時にボタンの色を変えて強調するようにした。
移住で必要資金が0になることがある問題の修正。
人口の用語説明が間違っている問題を修正
左側のパネルに経済効率を追加し、アイコン類もいくつか新調
地域振興のUIを改良
難易度選択のUIを微調整
情報コマンドでも経済効率を選択できるように

 

 


◆本日の毎日ジョーク診断
県太郎の今日の妄想は、未来で極左のゴミ箱とともに、ゲームクリエイターになる。
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コミケ当選2018冬

【ふらいんぐパンジャンドラム通信】
~2018/11/3号~

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◆目次◆
A. メルマガを初めて読む方へ
B.覇県を握れ 発売予定日や価格について
C.覇県を握れ 追加のゲームモード
D.深淵の探索者 ボツイラスト
E.コミケ当選

 

 


 A.メルマガを初めて読む方へ


このメルマガでは、主にゲーム製作について、できるだけ面白く書いていきます。初めて読む人は先にこちらのページを見ておくとメルマガをより楽しめます。

・製作中のゲーム一覧
https://wargame.jp/jwd/?page_id=176

 

 


 B.覇県を握れ 発売予定日や価格について


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47都道府県で戦うSLG「覇県を握れ」。
https://wargame.jp/?page_id=2131

完成が近づいてきたので発売予定日や価格をお知らせします。

◆発売日

11月23日。ただしSteam版は時差の関係で1日ぐらいずれるかもしれません。

◆価格

4000円+税が基本価格ですが、恒例の早期セールを行うので実際は3000円ぐらいになります。

◆販売サイト

DLsite、Steamを予定しています。

それとは別にBOOTHでは、「覇県を握れ」と「四国志でらっくす」のセット販売を行う予定です。こちらはセットで4000円の予定。

 

 

 


 C.覇県を握れ 追加のゲームモード


47都道府県から1つ選んで天下一の都道府県を目指す覇県モード以外にも、2つのゲームモードがあります。

なかなか余力がなかったので実装がギリギリになりましたが、様々なシチュエーションを楽しめると思います。

 

◆道州大戦争モード

https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/11/mel_hakenn_dousyuu.jpg

道州制をイメージした勢力の区割りでゲームが始まるモードです。9道州制、11道州制、13道州制からランダムにマップは選ばれます。
道州とはいっても、関西州だとか東北州という勢力があるわけではなく、関西が全て大阪の領土の状態で始まる、東北が宮城県の勢力下で始まるといったものです。

本作は領土が広いほど他県と仲が悪くなるというシステムがあるため、お互いに多くの領土を抱えた状態で始まる道州制だと、ゲーム開始時からいきなり戦争していたりします。

また道州大戦争では初期エリアの戦力はすべて統合した状態で持っています。なので単独の県の集まりとは、その地域のパワーバランスがまた変わってきています。特に恩恵が大きいのは九州で、航空戦力数は最多で、陸軍戦力も北海道に次ぐ2位です。通常モードだと、九州内で同士討ちしてこれらの膨大な兵力は消耗してしまうのですが、道州大戦争では猛威を振る事でしょう。

また東北州も単独の県と比べるとかなりの兵力を抱えています。北海道とは初期状態で戦争はしていない事が多いので、九州と同じく道州大戦争では有利な地域かもしれません。

 

◆シャッフルモード

https://wargame.jp/jwd/wp-content/uploads/2018/11/mel_hakenn_shahuru.jpg
その名の通り、都道府県の位置がバラバラに入れ替わった状態で始まります。

北海道が関東にあったり、東京が沖縄の位置にあったりとカオス極まりない状態になります。県の初期パラメーター自体は、本来の県のものになるので、北海道が東京の位置にあってもパラメーターは北海道のままです。

ゲーム展開が通常モード以上に予測できなくなるため、思わぬ県が伸長してくるかもしれません。

 

 

 


 D.深淵の探索者 ボツイラスト


深淵の探索者のボツイラストを公開しました。


Ci-en 
(R18) https://ci-en.jp/creator/453/article/27296

Enty
(R18) https://enty.jp/posts/96711

パトロンとは
https://wargame.jp/?page_id=43

 

そもそもボツイラストが発生する理由ですが、作業の順番にあります。

僕(武藤FP)がメインで制作して絵を外注する場合は、先にシナリオを書いてから絵を依頼します。シナリオを先に書かないと、そもそもどんなイラストを依頼するか決めようがないからです(シナリオの自由度が下がるのでかなりしんどいですが・・・)。

対して今作はイラストが本職の天音蓮人さんが中心に作っているので、モチベーションの関係もあり、早い段階で絵を用意するのです。結果としてシナリオが予定と変わった場合は、絵の使い所がなくなる事があります。

とはいえ対策はしており、どういったシチュエーションを何枚程度用意するかは、二人で相談して事前に表にまとめてからやり始めました。これにより天音さん単独で作り、大半の絵を先に用意した「陥落要塞」よりは、かなりシナリオと絵を合わせやすくなったようです。

 

※追記
深淵の探索者がDLsiteの1月予告ランキングで1位を取りました!

 


 E.コミケ当選


12/30のコミックマーケットに当選しました。

新作として「覇県を握れ」を持っていきます。

ブース番号とかは分かり次第こちらのページに掲載します。

イベント(パッケージ版即売会)情報

 


◆本日の毎日ジョーク診断
県太郎の今日の妄想は、皇居で権力に飢えた祖父の経営している会社で働かせてもらう。
http://joke777.com/mousou/

覇県を握れ 体験版公開

【ふらいんぐパンジャンドラム通信】

~2018/10/27号~

サイトロゴ

 

◆目次◆
A. メルマガを初めて読む方へ
B.覇県を握れ 体験版公開
C.パトルの軍事博物館10周年セール間もなく終了
D.パトル2 MOD

 


 A.メルマガを初めて読む方へ


このメルマガでは、主にゲーム製作について、できるだけ面白く書いていきます。初めて読む人は先にこちらのページを見ておくとメルマガをより楽しめます。

・製作中のゲーム一覧
https://wargame.jp/jwd/?page_id=176

 


 B.覇県を握れの公開スケジュールについて


47都道府県をテーマにした戦略SLG「覇県を握れ」。体験版を公開しました!

hakennwonigire_banner

http://www.dlsite.com/home/announce/=/product_id/RJ237627.html


作品の性質上、じっくり遊んでみないと良さが分からないので、思い切ってかなりの部分を遊べるようにしています。

具体的には3年目の冒頭まですべての県で遊べます。弱小県でひいひい言うのも、強豪県で周りを飲み込むのも両方楽しめます!

よければ遊んでみてください!

 

 


 C.パトルの軍事博物館10周年セール間もなく終了


パトルの軍事博物館の10周年セールは間もなく終了です(10/29午前10時まで)。
特に「パトルの軍事博物館2」に関しては、今後はここまで割引する予定はないので、興味がある方はぜひ!
https://wargame.jp/?page_id=2098

 

ちなみに10/30前後から、他の作品もしばらく割引する予定です。割引率は基本的に3割ですが、Steam登録作品に関しては5割を想定しています。特設ページを作ったりはしないのですが、興味がある方はチェックしてみてください。

 

 


 D.パトル2 MOD


(メルマガ購読者専用)

 

 


◆本日の毎日ジョーク診断
パトルの今日の妄想は、ブラックホールで極左の泥酔アナスタシアに、万歳突撃をする。
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