【日本戦争ゲーム開発通信】
2017/10/7号
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◆目次◆
A. メルマガを初めて読む方へ
B. 覇県を握れ エリア分割案
A.メルマガを初めて読む方へ
このメルマガでは、ゲーム製作、最近あった面白い事、ミリタリー関係、こんな感じの話を、できるだけ楽しく愉快に書いていきます。
でもやっぱりゲームの話題が多いので、先にこちらのページを見ておくとメルマガをより楽しめます。
・主要作品紹介
http://wargame.jp/main/sakuhinn_kaisetu.htm
・製作中のゲーム
http://wargame.jp//main/special/sinnsaku/index.htm
B. 覇県を握れ エリア分割案
次次回作として制作を進めている「覇県を握れ」。
47都道府県で戦争する戦略SLGです。
企画時に悩んだことの1つが、エリアをどう分割するかでした。
実際に作ってみなければ分からないという事で……
四国志大戦では、1県を3~4程度のエリアに分割。
四国志すぺしゃるでは、市町村を知名度や重要性を元に1県から7つほどチョイス。
といった手法を用いました。
やってみて分かった事ですが、前者は調査の手間がかかりすぎて、全国規模では現実的ではないです。
高知県を例にとって説明します。
高知県は30以上の自治体があるのですが、まずは一般的な地域区分を調査する事になります。
いくつかわけ方があるようですが、四国志大戦では、幡多、高幡、高知中央、安芸という4エリアに区分する事にしました。
そして各エリアに含まれる自治体の、人口、発電量、経済力、工業力、財政状況などの合計値を計算するわけですが……。
当たり前の話、幡多地方だけの自治体を合算した統計データなどなく、調査やデータ抽出に猛烈な時間がかかり、ケアレスミスも多くなります。
実際、四国志大戦でも、エリアへの編入ミスがありました。
全国規模だと、1700あまりの自治体があるわけで、手作業で統計データをまとめるのは無理です。
またこの手の地域区分は、現地民以外だと馴染みが薄いせいで、イメージが湧きにくいという問題があります。
後者は、自治体単位なので、統計データの抽出は比較的容易です。
また地域のイメージも前者に比べると湧きやすいです。
ただきちんと県の実力を再現するには、大量のエリアを実装する必要があります。
四国志すぺしゃるは、エリア数を増やしたかったので、この方法がマッチしていました。
が、全国規模で同じことをやると、エリア数が300以上となり、手に負えなくなります。
さて、全国版はどうするべきなのか?
今のところは、シンプルに1県1エリア制がいいのではないかと考えています。
市町村よりも、都道府県単位の方が統計データを探しやすく、実力を正確に反映できます。
また処理の重さや、1プレイにかかる時間なども考慮するべきでしょう。
パトロン向けのページに、より詳しくまとめてみました。
https://enty.jp/posts/64255
なおパトロンについてはこちらで説明しています。
http://wargame.jp/main/bosyu/patron.htm
◆本日の毎日ジョーク診断
女木鬼姫の今日の妄想は、大航海時代にピンク髪の伊藤博文とともに、暗黒神と対峙する。
http://joke777.com/mousou/