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こちら昨日は卒業した大学の図書館に、経営関係の本を借りに行ってきました。
在学中は試験やレポートがある時ぐらいしかいかなかったのですが、経営関係の本だけで数万冊あるため、3月からちょこちょこ利用しています。
しかし今回大学の図書館のとんでもない優秀さに気がついてしまいました。
書籍検索で「戦車」、「戦闘機」、「軍事」、「兵器」、「戦争」とかそれっぽいキーワードを入れれば出るわ出るわ、なんで大学においているのか分からないような数百冊の本の群れ。
まず映像資料として何故か「鬼戦車T34」
http://www.saturn.dti.ne.jp/~rus-eiga/arc/films/o/onisen34/index.htm
のビデオがあったり・・・
書籍はある意味さらに凄くて、書店では絶対おいていないような物までありました
日本兵器工業会三十年史
クルップ : ドイツ兵器王国の栄光と崩壊
総力戦時代のドイツ再軍備 : 軍事財政の制度論的考察
そして今回借りてみた本は・・・
「戰車工學」
もう何が凄いかといえば、表紙の執筆者からしてとんでもないです。
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エム・カー・クリスチー教授編纂
スターリン統下勞農赤軍機甲化陸軍大學教官
アントノーフ・アー・エス
・・・
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人物名が竝ぶ
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・・・
共著
ソヴィエート社會主義共和國連邦重工業人民委員部科學技術出版部出版
モスクワ・レニングラード
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そう、T34戦車などに使われているクリスティーサスペンションを開発した、クリスティー博士が書いた本なのです!
日本での翻訳版は皇紀2603年3月8日出版と書かれています。つまり1943年です。
貸し出し記録を見ると、1946年、1990年、1994年に借りた人がいるようです。
本の中身ですが、戦車を設計する際の技術的な本となっています。
マニアックすぎて・・・というより工学の専門書なのでほとんど理解不能です。
水陸両用戦車の排水量や水上旋廻半径を求める方程式とか載っています(笑)
技術的な部分以外では戦車に求められる性能について述べられていたり、世界各国の戦車のスペック一覧表のふろくがついていたりします。
「おお、今の戦車の解説本みたいだ」と思われるかもしれませんが、舐めてはいけません。
日本の戦車に「オーサカ」(制作年1928年)という中戦車があったり・・・
イタリアの戦車に、「新式重戦車」なる謎の名前が載っていたり・・・。
今後は軍事関係で面白い事が分かれば、メモもかねてブログに載せていこうかなと思います。
※追記
後で確認したところ、この本の編纂者のクリスティー博士は、アメリカのクリスティーサスペンションの人とは別人だと分かりました。