最近周りのあちこちで、話されているようなのでブログのネタとして、自分の意見というか感想でも書いてみようと思います。
まずその前にですが、そもそも僕はこの条例にさほど興味はなく内容も詳しくは調べておりません。
またこの法律は6章からなりますが全文を読んでいないですし、条例の基本趣旨や歴史的経緯なども調べていません。
本来法律に対して議論する場合の最低条件を満たしていないため、法律議論としてはほとんど意味だと思ってください。
条例自体に対しては、僕は上辺の話だけ聞けば賛成です。
成人向けの物は、今までも一般的に別セクションに隔離されてきていましたし、おおくの日本人(日本人は人口比率的に壮年以上が多い事に注意)は子供にそういった物を見せたくないというのが普通ではないかと思います。
道徳と法律は別物とはいえ、「多くの日本人一般」の倫理感覚に合致するため、多くの人に受け入れやすい内容ではないかと思います。
僕も個人的にもあまり過激なのを、子どもが見れるところに堂々と置くのはまずいと思います(置かれているのを見たことはありませんが)。
小さい子供はビデオやゲームの内容なども間にうけやすいですしね。
ただし注意しないといけないのは、規制をするとかえって規制対象に好意的な感情が発生するケースがある事です。
歴史的にこの手の事件はしばしばあり、例えば禁酒法がアメリカで制定された時は逆にアルコール消費量が増加しました、また燐洗剤の使用を禁止する法律がある地域で施行された時は逆にりん洗剤の効果を過信する風潮が現れたといいます。
そのため規制とは別に適切な教育システム、または賢い親がいなければ、この条例の目的を発揮することはできないかもしれません。
そういうふうに考えると、条例として問題があるともいえます。
一部によると「漫画の中でキャラクターが日本の現在の刑法に合致しない
行為を行うと、描いた人が逮捕される!」という言説が出回ってますが
これはどうも拡大解釈しすぎな感があるのですが、どうでしょうか。
情報が氾濫・錯綜していて自分もよくわからない事態になってます。
>「漫画の中でキャラクターが日本の現在の刑法に合致しない
行為を行うと、描いた人が逮捕される!」
絶対にないとは断言できませんが、通常はないでしょう。
この手の条例は全国に昔からあるのですが、東京都のをぱっと見るだけでも10年近く前から、犯罪などに関しての規制は現在とまったく同じです。
しかし犯罪をテーマにしているゲームである、グランド・セフト・オートシリーズは普通に街のゲーム屋さんでも売っています。
グランド・セフト・オートに関してはCEROでZ規制をかけて18歳未満は買ってはいけないとしていますが、大人が買うのには何ら問題ないですし、厳格に運用されているようには見えないのでおそらく18歳未満でも買えてしまうと思います。
今回の改正でも、犯罪に関しては特に規定の変更はないため、そんな感じにゆるいままだと思います。
ツィートも見ましたが、この件、武藤さんは冷静なので安心しましたね。
法律をちゃんと勉強したわけではないので大きなことは言えませんが、私は批判者も都ももう少し時間をおいてじっくり検討した方がよかったと思います。
>ひよこ13さん
>拡大解釈しすぎな感があるのですが
ざっくりとですが、新聞や変更も読んでみたところ、そもそも、そこまでの事は想定したものではないので、理念的に言えば拡大解釈というのは当たりでしょう。
ただ、専門家が今回の変更によって将来的に適用が広範囲に及んでしまう可能性を指摘しているので、私はその辺りに詳しくはありませんが、”本来、そういう意図はないけれど、解釈的に広範囲に乱用される可能性まできちんと検討していないので、早急な変更は慎むべきだった”というのが正しいのでしょう。
かといって、ネットで運動を起こして条例変更を潰しにかかろうというのはまた一般の理解を妨げるので賛成できないですね。
もともとは「一般向け」と称しながら過激な性的な表現を行う漫画等をちゃんと規制しようというものだったらしいです。
今までは実際に性的な”物”が描写されていないと取り締まれませんでしたので、そこを巧みな表現で描写するタイプのものが増えてきたこと…が始まりのようです。
しかし、具体的な物と違ってそういう表現は曖昧なことが多いので、規制すればすぎることにならないか…という懸念が広がり、今回に至った模様。
性的なエッセンスは私も一般向け作品に入れており、直接描写はせずともかな~り過激に感じた方もいたみたいなので、その辺り考えるべきなのかもしれません。
まぁ、実態としてすぐに公開が規制されるとまではいかないと思います。
厳密に言えば、規制なら今の時点でも受けていますが、それでなにか表現的にに不利なことになったということはありませんので。
Saizwongさん、詳しいコメントありがとうございます。
僕よりも大分詳しく調べられているようですね。
理解がない人に見られると荒らされたり批判される原因になるので、本当に過激な作品は逆に見られないほうが、作る人にも一般の人にも都合がいいのかもしれませんね。
パトルも現時点ですでに規制を受けているといえば受けているでしょう。例えばコンシューマー向けの倫理審査チェックにはまず通らないでしょう(主に政治的な表現で)。
しかし作ったり公開するのにまったく困っているわけでもないですし、むしろそこに出たら大炎上確実でしょう。