コミケまであと少し

【日本戦争ゲーム開発通信】
2017/12/23号

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◆目次◆
A. メルマガを初めて読む方へ
B.覇県を握れの難しい所その2
C.四国志系列のおまけ?製作中
D.DLsiteとDMMでもセールが開始
E.パトル2MOD更新
F.間もなくコミケ
G.次のメルマガは1月13日


 A.メルマガを初めて読む方へ


このメルマガでは、ゲーム製作、ミリタリー関係などについて、できるだけ面白く、興味深く書いていきます。でもやっぱり、製作中のゲームの話題が多いので、先にこちらのページを見ておくとメルマガをより楽しめます。

・製作中のゲーム一覧
http://wargame.jp/main/special/sinnsaku/index.htm


 B.覇県を握れの難しい所その2


現在製作中の「覇県を握れ」。
47都道府県で戦う戦略SLGです。

以前のメルマガで外交周りのシステムを作るのが難しいと書きましたが、もうひとつ特に難しい所があります。
それは、どのパラメーターをどこに表示するのか、ボタンや操作方法はどうするのか、どのタイミングで操作させるのかといった、操作面やUI周りです。

あまりUI周りは得意ではないので、四国志大戦からこの問題にはかなり悩んでいたのですが、システムが複雑化し、ゲームの規模が増した事により難易度が上がっています。

これはパトルの軍事博物館1と2でもあった事なのですが、基本的なシステムは似ていても、ゲーム規模が大きくなると制作難易度が一気に上るのです。
パトルの時は、登場兵器が増えたことによりゲームが重くて動かなくなったり、使いたい兵器がとてもじゃないが選べないという問題が発生しました。
対策として内部データを変更や、処理の改良をにより軽量化を測ったり、UIを大幅に強化する必要が出てきました。

他にもバランス調整やデバッグ等の難易度も上がるので、ゲーム規模を倍にすると、制作の手間や難易度は倍ではなく、何倍にも上がる感じです。


それでもシステムは徐々にできあがってきています。
パトロンの方には、現状のゲーム画面をお見せします。
https://enty.jp/posts/70416

なおパトロンについてはこちらで説明しています。
http://wargame.jp/main/bosyu/patron.htm


 C.四国志系列のおまけ?製作中


突然ですが、現在「四国の観光とグルメを紹介するサイト」を作っています。
すでに四国志大戦には、四国の観光やふるさと納税を解説しているおまけページがあるのですが、四国志すぺしゃるで得た知識を元に、それを置き換えるものになります。

そのついでに、WordPressの練習もします。
WordPressはブログ&ホームページ制作システムで、2010年にサイトをリニューアルした時も導入を検討した経緯があります。ただ使いこなすのは難しいと判断し、現状メルマガバックナンバーなどを載せているブログでの利用にとどめています。

WordPressは、ホームページの形式を時代に合わせた最新のものに組み替えやすいというメリットはあるので、今回の機会に練習したいと思います。

 

 


 D.DLsiteとDMMでもセールが開始


DLsiteとDMMでも冬のセールが始まりました。
割引率はおおよそデジケットのと同じです。
今年はいつもより遅かったですね。
http://wargame.jp/main/waribiki/waribiki2017huyu.htm

相変わらず目玉商品は、ダンジョンアーミーです。


 E.パトル2MOD更新


(ユーザー登録者向けの内容)

 


 F.間もなくコミケ


12/29のコミケに参加します。
http://wargame.jp/main/event_zyouhou.htm

会場に来られる方はよろしくお願いします。

 


 G.次のメルマガは1月13日


今回のメルマガが今年最後になります。
次回は1月13日を予定しています。
それでは良いお年を!

 


◆本日の毎日ジョーク診断
女木鬼姫の今日の妄想は、宇宙世紀に玄人好みのカブトムシといっしょにいたら、蚊にさされた。
http://joke777.com/mousou/

 

 

クニスペルがSteamで発売

【日本戦争ゲーム開発通信】
2017/12/14号

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今日はクニスペル以外にも、四国志大戦、四国志すぺしゃるについても書きます。

◆目次◆
A. メルマガを初めて読む方へ
B.クニスペルがSteamで発売
C.四国志大戦が窓の杜大賞候補にノミネート
D.四国志すぺしゃるの早期特典まもなく終了


 A.メルマガを初めて読む方へ


このメルマガでは、ゲーム製作、ミリタリー関係などについて、できるだけ面白く、興味深く書いていきます。でもやっぱり、製作中のゲームの話題が多いので、先にこちらのページを見ておくとメルマガをより楽しめます。

・製作中のゲーム一覧
http://wargame.jp/main/special/sinnsaku/index.htm


 B.クニスペルがSteamで発売


「WWII英雄列伝 最強の虎 クルト・クニスペル」がSteamにて発売しました!
第二次世界大戦で最も多くの戦車を撃破したとされる戦車エース「クニスペル」をテーマにしたSLGです。 
Steamストアページ

発売直後という事で、40%引きにしています。
またSteam版は12/13発売予定と伝えていましたが、時差の関係で13日と設定したら日本時間での14日になってしまいましたw。Steamに関しては、まだまだ分からない事が多いですね。


今作のSteam登録の意義は、日本語環境でしか動かないゲームでも、Steamに通る事が分かったという点です。半年ぐらい前だと、ユーザーの投票でいい成績を収めないと発売できなかったので、おそらく通らなかったでしょう。

もし「Steamからなら買うよ」という日本人ユーザーが多いのなら、他の作品もSteamに投げてみるのもありかもしれませんね。


 C.四国志大戦が窓の杜大賞候補にノミネート


フリーゲーム「四国志大戦 ~県知事の野望~」が、窓の杜大賞候補としてノミネートされました!
「四国志大戦」は四国統一を目指す戦略SLGです。新作「四国志すぺしゃる」および製作中の「覇県を握れ」のベースとなっている作品です。


窓の杜大賞ですが、ノミネートされた候補作品から、ユーザーの投票で大賞が決まるという仕組みです。
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/prize/2017/

候補作品は22本ありますが、そのうちゲームソフトは四国志大戦だけです。
面白いと感じた方は、是非大賞目指し、投票してやってください!

投票者には抽選でNintendo Switchなどが当たるそうです。
投票期間はあまり長くないようなので、忘れないうちにどうぞ。

 

それと、ノミネートされてかなり嬉しいです。
窓の杜はそう簡単には作品を取り上げてくれませんし、ましてノミネートまでいくとは……。

 


 D.四国志すぺしゃるの早期特典まもなく終了


先週の土曜日に発売した「四国志すぺしゃる ~酒池肉うどん戦記~」。
(R18)  http://wargame.jp/main/yonngokusi_sp/index.htm

早期特典として、12/15(金)の23時59分までは……
・20%OFF
・濃すぎてボツになった方言サンプル同封
・作中未使用のイラスト差分を同封
となっています。是非この機会にお買い求めください!

それと、長めのレビュー記事がいくつか届いたのでお知らせします。
注意 18歳以上対象です。

体験版レビュー&開発者インタビュー
http://blog.getchu.com/archives/52195089.html

アクナキ~同人ゲーム攻略&レビュー館~
http://akunaki.blog.fc2.com/blog-entry-661.html

エロRPG情報局
https://otonanorpg.com/rpg-review/7ten/sikokusisupecial.html


◆本日の毎日ジョーク診断
女木鬼姫の今日の妄想は、山口県で無邪気な娘を、研究してノーベル賞。
http://joke777.com/mousou/

 

四国志すぺしゃるは、本日深夜24時に発売!

【日本戦争ゲーム開発通信】
2017/12/8号

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◆目次◆
A. メルマガを初めて読む方へ
B.「四国志すぺしゃる ~酒池肉うどん戦記~」間もなく発売
C.購入予定の方へ諸連絡
D.太平洋戦争開戦記念セール
E.パトル2のMOD更新



 A.メルマガを初めて読む方へ


このメルマガでは、ゲーム製作、ミリタリー関係などについて、できるだけ面白く、興味深く書いていきます。
でもやっぱり、製作中のゲームの話題が多いので、先にこちらのページを見ておくとメルマガをより楽しめます。

・製作中のゲーム一覧
http://wargame.jp/main/special/sinnsaku/index.htm

 


 B.「四国志すぺしゃる ~酒池肉うどん戦記~」間もなく発売




新作「四国志すぺしゃる ~酒池肉うどん戦記~」は、本日深夜24時、言い換えると12/9に日付が変わった直後に発売です。

18歳以上で、気に入っていただけた方は、是非お楽しみください!
公式ページ(R18) http://wargame.jp/main/yonngokusi_sp/index.htm

 


 C.購入予定の方へ諸連絡


(ユーザー登録者向けの内容です)

 


 D.太平洋戦争開戦記念セール


ダウンロード販売サイト「DiGiket.com」でセールが始まりました。いつものDLsiteではなく、DiGiket(デジケット)なので注意です。
12/7から始めたところを見ると、太平洋戦争開戦記念セールに違いありません!

セール作品の一覧はこちらにまとめておきました。
http://wargame.jp/main/waribiki/waribiki2017huyu.htm



今回の目玉は「ダンジョン・アーミー ~第一次大戦、第二次大戦、そして現代戦~」 です。 
名前の通り、20世紀の陸戦兵器がもりもり登場するダンジョンを攻略していくダンジョンRPGです。日本戦争ゲーム開発の作品の中でも、おそらくエンディングまでの平均プレイ時間が最も長い大作です。

通常3240円のところが、8割引きで618円になっています。
この機会に是非お楽しみください!

なお日本陸軍の小銃、砲、戦車は出てきますが、太平洋戦争とは関係ないのであしからず。


 E.パトル2のMOD更新


(ユーザー登録者向けの内容です)

 


◆本日の毎日ジョーク診断
女木鬼姫の今日の妄想は、青森で虫歯だらけのおっさんを投石器で発射する。
http://joke777.com/mousou/

四国志すぺしゃる発売まで1週間!

【日本戦争ゲーム開発通信】
2017/12/2号

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A. メルマガを初めて読む方へ
B.四国志すぺしゃるは12/9の0時発売
C.テストプレイヤーからの感想
D.覇県を握れは苦戦中



 A.メルマガを初めて読む方へ


このメルマガでは、ゲーム製作、ミリタリー関係などについて、できるだけ面白く、興味深く書いていきます。
でもやっぱり、製作中のゲームの話題が多いので、先にこちらのページを見ておくとメルマガをより楽しめます。

・製作中のゲーム一覧
http://wargame.jp/main/special/sinnsaku/index.htm


 B.四国志すぺしゃるは12/9の0時発売




新作「四国志すぺしゃる ~酒池肉うどん戦記~」の発売まで、あと1週間です
今回は販売サイト(DLsite)の仕様の変更により、12/9に日付が変わった直後の0時発売予定です。

改めて作品概要を説明すると、四国のグルメを楽しんだり、観光したり、美女を探したりしながら四国統一を目指す戦略SLG(R18)です。
日本戦争ゲーム開発が自信をもって送る、日本(国内)戦争ゲームです。
公式ページ(R18) http://wargame.jp/main/yonngokusi_sp/index.htm

 

■購入予定の人にお願い
上記公式ページにあるDLsite(販売サイト)へのリンクを踏んでから購入していただけると助かります。アフィリエイト機能によって、キャッシュバックがあるためです。
売上は制作の原資にもなるので、出来る限り協力お願いします。

また可能であれば、発売当日に買っていただけると助かります
先週のメールにも書いたとおり、発売初日の24時間ランキングに載るチャンスを高めるためです。

■パトロンの方へ
月600円以上の支援をしているパトロンの方には、前日の8日にEntyからゲームデータを送ります。
また同様に月300円以上の支援をしている方には、背景写真の詰め合わせをEntyから配布します。

■パッケージ版について
12/29のコミケまたは、とらのあな、メロンブックスなどの同人ショップでお求めください。
すでに通販の予約は始まっています。
https://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/59/08/040030590820.html
https://api.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=295769&adult_view=1

■DLsite以外でのダウンロード販売の予定
現状未定です。
なおDMMは、審査で弾かれました。
写真を多く使っている作品だと、DMMでは登録を拒否されるのです。


 C.テストプレイヤーからの感想


上記「四国志すぺしゃる」のテストプレイヤーからの感想を取り上げます。
最終テスト版を遊んだ人の感想がメインです。

 

■OOM-7
前作「四国志大戦」よりもユニットのバランスが良くなったと思う。
ハードモードだと、経済疲弊の速度が早いため非常に難しい。
観光ネタは楽しめました。

■ebigunso
うまそう……。肉うどん食いたい!!!
茄子そうめんも食べたいです。 
飯テロ許すまじ!!

■ウィンパマス
ゲーム全体としての完成も良く、それぞれの娘とのHシーンを堪能出来、本格的な戦略SLGもプレイ出来、更には四国の名産物なども学べる一石三鳥な素晴らしいゲーム。 前回の四国を舞台にしたSLGゲームから、反乱軍や技術導入や戦略爆撃などの新規要素を追加し更によりSLGらしく個性あふれる作品になった。 
香川県住まいの私ですら初めて知ったことが多くて驚いた(あまり外出しない人だからかも・・)。


カジュアルモードでは、そんなに難しくなかった。
できればHシーンは、もう少し変態プレイがあったらいいなーとは感じました。

■霧雨店長(伊予弁担当)
シナリオはかなりぶっ飛んでると思った。
まあ、日本戦争ゲーム開発だから平常運転かww
キャラクターはエロゲーキャラを方言化するという挑戦的な内容。
伊予弁は自分が担当したけど、ハッキリ言って方言化めっちゃ難しかったww

難易度はハードだと程よい感じ。クリア出来ないことは無くかといって簡単すぎもしない。

■Saizwong
とにかく欲望のままに突き進む素敵なキャラとシナリオ。
とにかく膨大なテキスト量と四国知識に圧倒されます。
写真資料も充実していて、これ以上ない四国です。
複雑なことは抜きにして、とにかく四国を色々食って回る。
そんな肩に力を入れずにプレイできるSLGだと思いました。

■ Lim
愛媛の強い地域が最初から取れないようになっていて、バランスがよかった。
敵がお遍路さんを撃ってこないのは残念。
毎ターンの作業量が少なくて快適。
観光シーンがあまりにも平和で、戦闘や経済状況とのギャップがすごい。

お手軽戦略パズルゲームとしてとても楽しい作品。
普段なじみのない四国の産業やエネルギー、治水なんかについても知る機会ができてよかった。
個人的にはグルメにはあまり興味がないが、情報量の多さには驚いた。

■はお
おなか空いてきた、おやつ引っ張り出してきた。

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・・・。
お腹すいたとか、肉うどん食べたいとか、およそ戦略SLGの感想とは思えないが、そういうゲームなのです。

Hシーンに関してはイチャラブというのか、ハーレム系というのか。
あまりハードなのは入れていないので、人によっては安心してプレイできるでしょうし、逆に物足りない人もいるかもしれません。

何はともあれ、いつも通りテストプレイヤーには助けられました。
ここでは取り上げていませんが、最後までバグ発見やシステム改良でお世話になりました。

 


 C.覇県を握れは苦戦中


次次回作は、47都道府県から好きな県を選んで戦う「覇県を握れ」を予定しています。

が……、制作はかなり難航しています。
2016年の夏に企画をたてて、今年夏から本格的な制作に入った本作ですが、システム面での制作難易度は間違いなく過去最高です。
基礎システムそのものは、四国志大戦、四国志すぺしゃるを引き継ぎますが、作り込もうとすると一筋縄ではいきません。

47都道府県でバトルロイヤルするだけなら、極端に難しいわけではないのですが・・・。
どの県でもそれなりに楽しめるようにすると、制作難易度が激増します。

バトルロイヤル形式だと、ゲームにならない県が多すぎるためです。
例えば奈良県は陸上自衛隊の駐屯地が皆無であり、四国志のルールだと1ターンで滅びかねませんw。 
新システムの海軍を導入すれば、軍港がない県では一方的に制海権を取られて、食料も燃料も輸入できず、何もできないまま滅ぶでしょう。
他にも発電所が皆無の県だとか、ゲーム開始と同時にかなりの県が自壊します。
これはこれで、現代日本の各都道府県の実力を見る分には興味深いのですが、プレイヤーとしては、自分が住んでいる県で遊んでみたいのが人情というものでしょう。
できれば弱小県でも生き残り、何かできるようにしたいものです。

 

様々な都道府県で楽しめるゲームに仕上げるには、猛烈な国力差をカバーできる、強力で柔軟な外交システムが必要です。
ただ言うは易し作るは難し。

何か1つの案を思いついても、実際に作ろうとすれば、大量の問題にぶつかります。
例えば同盟のシステムを実装し、同盟県間で軍事的なやり取りができるようにしたいとします。
すると、四国志のマップシステムだと、1エリアに複数県の部隊を置く場所がないという問題にぶつかります。システムを改修して配置できるようにしても、どの県の部隊がどれだけいるかのUI制作の難易度が高くなります。
また、AIをうまく作らなければ、様々な問題が発生すると思われます。
例えば、同盟県が守ってくれていると思ってプレイヤーが部隊を動かしたら、同盟AIがいつの間にか部隊を引き上げていて、エリアが占領される。
プレイヤーが敵エリアを攻めていると、同盟AIがやってきて戦果を横取り。離れた県同士が同盟すると、いきなり部隊がワープする。 でもそれを防ぐリアルな経路探索のシステムは、技術的に難しく実装が困難。といった感じです。

 

じゃあ他の案を考えてみましょう。
・ 部隊の贈与で解決する
同盟状態であれば、陸上兵力を贈与できるようにする。
比較的実装が簡単な、割り切った案。遠方に部隊がワープするのは、割り切る事にする。
ただ、それでもちょっとさじ加減を間違うと、強力な同盟県に増援を要請するだけでいくらでも勝ててしまう。逆になかなか応じてくれないと、何もできずに滅びかねないと、バランス調整はやっぱり難しい。
また同盟県のエリアには侵入できないので、プレイヤーの周りが同盟県だらけになると、ひたすらAIに戦力を投げるしかできなくなる。

・同盟相手の部隊に関してはプレイヤーが指揮権を得る
自県と同盟県の戦力を統合し、全てプレイヤーが操作する。
AIに勝手に動かれるストレスはないが、逆に強力な初期軍事力をもった県と同盟しただけで、いくらでも勝ててしまう可能性がある。
AIとAI同士の同盟は、システム的にプレイヤー&AI同盟とは違う仕組みで管理する必要がある。
同盟が切れた場合の処理が難しい。
またプレイヤーと同盟している県が、プレイヤーと戦争している他県とも同盟している可能性もある。


・ 昔の信長の野望のように、AIに攻められにくく程度と割り切る
同盟を結んでいる相手からは、攻められる確率が下がる程度の扱いにする。
実装は簡単。でもそれだと、初期の猛烈な国力差を覆えせずに、何もできず滅ぶ県が多そう。

・そもそもエリアに部隊を配置するという方式を抜本的に変更する
戦国ランスのように、部隊をエリアに配備するのではなく、勢力単位で戦力を管理する。
例えば東京都が歩兵を10部隊をもっていたら、東京都に隣接するエリアならどこでも攻めれるようにする。
逆に他県に攻められた時は、東京都が保有している10部隊から迎撃に出す数をその都度選んで戦う。
そして同盟県がいる場合は同盟県に隣接しているエリアも自由に攻められるようにし、同盟権が攻められた時も迎撃戦を選択できるようにする。
この方式は面白いが、重要なエリアに防衛部隊を置いておくといったゲーム性は無くなる。
この案を採用しても話は単純ではない。同盟相手が外交関係まで共有しているわけではないためだ。
強力なシステムではあるが、比較的簡単に戦力を遠方に送り込めるため、どの県で遊ぶ場合も、うまみがあって軍事力が弱い県の隣と同盟するという展開になりがちかもしれない。
あと、陸戦システムを根幹から変更するので作業時間がかかるという問題がある。


・同盟ではなく合併にする
同盟相手が独立した勢力だと、プレイヤーの同盟県が、プレイヤーの敵国とも同盟していたりして、外交関係が複雑になりすぎる。
それなら同盟というシステムではなく、合併させてしまい、完全に1つの勢力にすれば扱いが簡単になる。
が、どの県で遊ぶ場合も、強そうな県を選んで合併を繰り返すという展開になってしまいそうだ。

……まあ、こんな感じで同盟との戦闘周りだけでも難しいです。
もちろん戦闘支援は外交の一要素でしかないわけで、他にも大量の問題が出てくるわけです。

何百何千という組み合わせから、ゲームバランス的に破綻せず、選んだ県によってプレイ体験が異なり、どこでもそこそこ遊べて、かつ僕の技量でも制作できて、AIも作れるシステムを構築するという難題に直面しています。
外交だけでなく、新内政、新軍事システムなども、何ヶ月もずっと頭を捻りつつ作っている感じです。

 

現状一番の問題は、開発時間が長くなりすぎる可能性が高いことです。
時間さえかければ「覇県を握れ」を完成させる自信はあります。
問題は、時間をかけるほど赤字になる可能性が高くなるという事です。
本作は全年齢向け作品で、R18作品ほどの売上は期待できません。 
その一方で製作期間は、かなり長くなりそうです。


もし制作を金銭面で支援したいという場合は、パトロンになっていただけると助かります。
本作のような、挑戦的で、制作難易度が高い作品でも、安心して作れるようになります。
http://wargame.jp/main/bosyu/patron.htm

 


◆本日の毎日ジョーク診断
女木鬼姫の今日の妄想は、ヘルヘイムでシマウマカラーの東條英機とともに、アニメーターになる。
http://joke777.com/mousou/